チーズはどこへ消えた?から知る二通りの人間

「二通りの人間がいる。○○か△△か」という言い方をする人がいる。


「世の中には二通りの人間しかいない。ひとを使う人間と、ひとに使われる人間だ。」

「世の中には二通りの人間がいる、オレかオレ以外か」


この二通りの人間しかいないというのは、他にもいろいろあります。
ポジティブな人間とネガティブな人間
勝ち組と負け組
強いやつと弱いやつ
利己的な人間と利他的な人間
築き揚げる人間とこじらせる人間

まあ、いずれも間違ってはいません。都合よく分類しているだけですから。


では本当のところ、人間はどのように分類できるのだろうか?

社会科学研究の分野では、人間は、変化に振り回されるタイプと変化に振り回されないタイプに分けています。そして更にそれぞれをポジティブとネガティブなタイプに分けています。つまり、4つのタイプに分類されています。

これをうまく表現して、物語風にしたのが、「チーズはどこへ消えた?」という本です。


この物語には二人の小人と二匹のネズミが出てきます。

この物語では、チーズが隠された迷路を舞台に、2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、それに2人の小人「ヘム」と「ホー」がチーズを探していきます。それぞれが、先程の4つのタイプを表していると思ってください。
チーズは「私たちが人生で求めているもの」てトンネル迷路は「追い求める場所」と言っていいでしょう。
2匹のネズミと2人の小人は、それぞれで毎日迷路を駆け巡りどこかで少しのチーズを見つけてご馳走にありつけます。
ある日、この2組は偶然同時に大量のチーズが置かれているチーズステーションCを発見します。
2匹のネズミには、あたまを使う能力がありません。そのため毎朝、今までの家から走ってやってきます。それに対して、2人の小人は賢いため、チーズステーションCの近くに引っ越したり、わざわざ早起きせず、お昼に起きてゆっくりチーズステーションCに向かったりするようになります。
ある時、あれほどあったチーズステーションCのチーズがなくなってしまいます。それは突然なくなったわけではなく、毎日2匹のネズミと2人の小人がお腹いっぱいチーズを食べていたため、少しずつ減っていってしまったのです。
チーズがなくなってしまった後の行動は、ネズミと小人で大きく違います。ネズミのネガティブタイプは前の日のようにステーションCに行って見ますが、やはりチーズがないことを確認すると、ポジティブタイプのネズミと一緒に前の生活に戻ったかのように、また朝から迷路を駆け巡り、新たなチーズを見つけだそうとします。
小人たちはというと、「チーズはどこへ消えた?」「こんなことがあっていいわけはない!」と叫び、きっと今日はチーズがもとに戻っているに違いないと思いながら、チーズステーションCに向かっては、チーズがないことを確認し嘆いている日々が続きます。
 チーズが手に入らない日々が続くなか、ホーはとうとう新しいチーズを探すべく、チーズステーションCから離れることを決意します。成功が約束されているわけではないため、ホー自身、本当にチーズステーションCから離れるべきか迷っていました。それでもホーは、「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、迷路へと駆け出したのです。

これは、ネズミは考える力がないからこうしたとか、無駄に考える力があるばっかりに、小人は苦労したとかいう話ではありません。状況が変化した時にどう反応するかということです。


ある日突然に転勤を言い渡されたとき、あるいは失業したとして、新しい場所で、新しい職場でまたは失業者という状況で、どのように感じ考えるでしょうか?
起きてしまったことをクヨクヨ考え続けるより、新たな成功を求めて行動した方がよいことは、頭では理解できるかもしれません。しかしなかなか行動に移せるものでないことは理解できます。あなたはどうですか?ネズミタイプでしょうか?小人タイプでしょうか?


「もし自分がこの迷路にいて、突然チーズがなくなったなら誰のように行動すべきか?」と考えてみれば、自分の取るべき行動がわかってくるはずです。

この物語には続きがあります。
小人のホーは、新しいチーズを探していく中で、「たとえ新しいチーズが見つかっていなくても、今までのチーズステーションCにとどまっている生活よりはるかにいい気持ちになれる」ことに気がつきます。
ホーは迷路を駆け巡りながら、気づいたことを壁に記録していき、とうとう新しいチーズステーションを発見するのです。
最後にホーは、自分が学んだことを次のようにまとめました。

  • 変化は起きる
  • 変化を予期せよ
  • 変化を探知せよ
  • 変化にすばやく適応せよ
  • 変わろう
  • 変化を楽しもう!
  • 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

この本は、答えを与える本ではありません。私たちが何をしていくべきか考える上で、複雑な問題をシンプルにして自分で考え答えを導き出すヒントを与えてくれる一冊です。

「世界には二つのタイプの人間がいる、変化を嘆くタイプと変化を楽しむタイプだ」

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