ありがとうのチカラ

ありがとうの力

日本人の好きな言葉の中に「ありがとう」があります。ありがとうは有難うと書き、「有難い」から来ています。

興味深いことに「有難い」は仏教用語です。


伝説によると、釈迦が弟子に質問したことの答えから始まったそうです。以下はその問答。


1000年に一度海の底から浮かんできて息を吸う亀がいるそうです(伝説ですが)。1000年の間に海面に板張りにして、亀が息を吸うために小さな穴を開けておくとすれば、この亀がこの穴から顔を出して息を吸うことはあるだろうか?弟子は、師よ、そんなことはあるはずはありません、と答える。釈迦は、そうだ、それは有難い(ありえない)ことだ。しかし、その有難いことが生じる。毎日お日様が出て、人は生きていける。これは有難いことなのだ。

いかにも、禅問答のような話ですが、これは後の時代に作られた物語で実際の話ではないようです。
とはいえ、有難いとは、ある訳がないほど可能性が低いことが起きたので、感謝すべきであるということを教えています。

日本人がこの言葉が好きで、日常でよく使っていることはとても良いことです。

欲に満ちた人間は自分の利益優先で行動するはずなのに、あなたが私のためにこんなことをしてくれるなんて、有難いことだ、感謝しかないというわけです。これはイヤミではなく、全てがあり得ないことで、本当に感謝すべきことと考えると、実に爽やかな気分になります。

実は、誰かにあるいは何かに感謝すると、脳の中でエンドルフィンがドバッと出て幸福感が溢れます。これはミラーニューロンのエンドルフィンが出ると、多幸感が増して、幸福感が増強されます。そして恍惚感も生まれます。これが、エンドルフィンが脳内麻薬と呼ばれる理由です。他に、ストレス解消、細胞の損傷を修復する、免疫力を高める、鎮痛作用などがあります。記憶力もアップするようです。

エンドルフィンが出る要因は、ストレス、リラックス、体の快感です。

体の快感は物理的なもので、美味しいものを食べたり、運動したり、マッサージを受けたりすることで得られるものです。

感謝すると幸福になります。その理由は、感謝するときと感謝される時にもエンドルフィンが出てくるからです。


感謝することでエンドルフィンが放出され、ドーパミンの効果を20倍にすることができます。ドーパミンはやる気を起こさせる働きをして、人をイキイキさせます。何か難しいことに取り組むとき、いやいややっているのでは、うまくいきません。でも、この難しい仕事を自分に与えてくれた上司は自分を信頼してくれているんだ。有難いことだ、信頼に応えようと思えると、エンドルフィンがドバッと出てやる気が増強され仕事がうまくいきます。

ビジネスの成功者の経験本にはよく、成功したいなら感謝の気持ちを持ちなさいと書いてあるのはこのためです。単なる精神論ではないのです。

生活の中でも、感謝する姿勢を持つと、周りがそれに気づきます。感謝されると嬉しいので、感謝してくれます。そうなると感謝の循環ができ、より一層幸福感が増していきます。

毎日、ちょっとしたことにも感謝するといいですね。奥さんが毎日ご飯を作ってくれることも感謝ですし、ご主人が仕事をしてくれるので、生活ができていることも感謝できます。相手がしてくれる、ちょっとしたことに感謝してみてください。

最初に触れたように、毎日太陽が出て、普通に生活できることも感謝できることですし、何か失敗しても、成長できる機会だと思えれば感謝できます。視点を変えればどんなことにも感謝する理由があることが見えてきます。感謝すればエンドルフィンが出て、ドーパミンが補強され、毎日がイキイキ喜びに満たされるなんて、いいと思いませんか?

感謝をありがとうの言葉にすれば、自分も、相手も幸せになります。

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